神奈川の企業、6割「忘年会せず」 都道府県別では栃木県が最高、最低は 

 神奈川県内企業の6割強は忘年会も新年会も開かない─。そんな調査結果を、東京商工リサーチ横浜支店が発表した。新型コロナウイルス禍で3回目の忘・新年会シーズンを前に外食の機会が増えつつあり、開催しない企業の割合は昨年と比べてやや減少した。

 10月に全国的なアンケートを実施し、県内では240社が回答した。忘・新年会を「開催しない」としたのは63.3%で、昨年と比べて8.1ポイント低下した。一方、31.7%は緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域にならなければ開催するとし、残る5.0%は「関係なく開催する」と答えた。

 規模別で見ると、中小企業よりも大企業の方が開催しない割合が高かった。同支店の担当者は「大勢が一堂に会するリスクを考慮すると、中小の方が開催しやすいのでは」と指摘した。

 都道府県別では、開催しない割合が最も高かったのは栃木県の75.6%で、最も低かったのは秋田県の35.0%。全国平均は9.0ポイント減の61.4%だった。

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