仙台MFデサバトに聞いた!「アルゼンチン人にとってのメッシ」「無敗記録中の今のアルゼンチン代表」

リオネル・メッシを擁するアルゼンチン代表は、カタールワールドカップの優勝候補の一つ。

昨年、メッシ悲願の代表タイトルとなるコパ・アメリカを制したチームはその後も好調を維持しており、同国史上最長の「公式戦36試合無敗」で今大会に臨む。

欧州王者と南米王者が激突した今年6月の「フィナリッシマ」でもイタリアを破り、見事初代王者に輝いた。

そこでQolyは先日、今季Jリーグのベガルタ仙台でプレーしたアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバトを直撃!(※残念ながら今季での契約満了が発表済み)

インタビュー後編となる今回は、昨年アルゼンチンにいた時に体験したコパ・アメリカ優勝や、リオネル・メッシという存在、リオネル・スカローニ監督率いる現在のアルゼンチン代表チームなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。

(取材日:2022年10月19日)

――(前略)アルゼンチン代表といえば、何と言ってもリオネル・メッシ選手です。アルゼンチン人にとってメッシ選手はどんな存在ですか?

私はアルゼンチン人として、メッシが世界最高の選手であることに感謝しています。

メッシといえばアルゼンチンだと誰もが知っています。自分の母国の名前を覚えられるというのはやはり嬉しいものですからね。

メッシは、ディエゴ・マラドーナに匹敵する存在だと思います。アルゼンチン代表ではなかなかタイトルを獲れなくて批判も受けていましたから、彼らがコパ・アメリカを制覇できたことは本当に嬉しいです。

あとは、メッシにワールドカップを掲げてほしいです。これが国民みんなの願いですね。

――メッシ選手がいながらアルゼンチンはなかなかタイトルに届きませんでした。スカローニ監督のもとで結果が出るようになったのはなぜなのでしょう?

たしかにスカローニ監督は指導者としてあまり経験がありません。そんな監督がいきなりアルゼンチン代表という大役を任されて、誰もが「大丈夫か」と心配していたと思います。

しかし彼は、日々の仕事によって信頼に足る人物であることを示しました。彼の仕事を見た選手たちも監督についていくようになり、それによってチームが団結し徐々に良くなっていきました。

彼らが強いチームになったのは、みんなが力を合わせることができたということですね。

そうした日々の仕事の結果として、彼らは何試合負けていないのか分からないような記録にまで達しました。その結果がさらに選手たちに自身を与え、チームの勝ちたち気持ちはより強くなっています。

コパ・アメリカの優勝はバラバラになっていたチームやスタッフ、国民を団結させたのです。それによってワールドカップへの期待感が出ていますね。

動画では他にも、「よく間違えられる」従兄に関するエピソードや、同じベレスのアカデミーで育った現アルゼンチン代表のニコラス・オタメンディ、地元アルゼンチンで体験したコパ・アメリカ優勝やアルゼンチンからスターが生まれる理由、ワールドカップへの期待、さらにはセレッソ大阪を含む日本のファンへのメッセージなど、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!(※インタビュー前編はこちら↓)

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アルゼンチンのカタールワールドカップ初戦は22日(火)。日本時間19時からサウジアラビアと対戦する。

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