
【ドーハ共同】サッカーのW杯カタール大会で主将が差別撲滅を訴える腕章を着ける予定だったイングランドなど7チームが21日、国際サッカー連盟(FIFA)から着用した場合に警告など競技上の処分対象になると通達されたため、使用を断念すると発表した。
7チームはカラフルなハート形のロゴとともに同性愛者などへの差別反対を表現した「ワンラブ」と書かれたキャプテンマークを9月から使用。W杯では政治的メッセージを禁止するFIFA規約に抵触する可能性が指摘されていた。7チームは連名で「選手に警告を受けるリスクを負わせることはできない」と声明を出し、FIFAの決定を非難した。