新橋にある鳥取県のアンテナショップに、ワンコイン＝500円で松葉ガニが当たるかもしれない「蟹（カニ）ガチャ」が登場しました。物価高騰が続くこの冬に、思わずピースなチャンスです。
港区新橋にある鳥取県のアンテナショップに11月21日から設置されたのは、冬を代表する鳥取県の味覚・高級食材の松葉ガニ＝1杯およそ2万円相当が当たる「蟹ガチャ」です。鳥取県はカニの水揚げ量・消費量ともに全国1位で、今が旬の松葉ガニを大赤字覚悟で大盤振る舞いすることで県の魅力をアピールしようと、ユニークな「蟹ガチャ」が企画されました。
初日は開店の午前10時を前に行列ができ、開店と同時に待ちわびた人が早速チャレンジしていました。1等の松葉ガニを目指して続々と「蟹ガチャ」に挑む中、開店からわずか5分で"その瞬間”は訪れました。開店1時間前から行列に並んだという女性が1等の松葉ガニを引き当てました。1等を引き当てた女性は「本当にどきどきです。どう言葉に表していいか分からないが、ただただうれしい。旬の松葉ガニを家族みんなで頂きたい」と話しました。
1回500円で、5等でも500円の買い物券が当たるという外れなしの「蟹ガチャ」は、12月11日まで1日30個限定で実施されます。1等の松葉ガニのほかにも、店舗併設のレストランで3000円で販売されているカニの身やカニみそがずっしりと詰まった「カニパフェ」なども用意されています。2等のカニパフェを食べた人は「パフェって何だろうと思ってここに来たので、本当にパフェが当たってびっくりした。普通には食べられないので当たってうれしかった。いい思い出になりました」と話していました。
鳥取県広報課の原洋子係長は「思った以上に並んでくださってびっくりしている。冬の味覚の王者・鳥取には松葉ガニがあるということを知って、味わってもらいたい。ぜひこの企画にも、鳥取県にも来てもらいたい」と話しています。
物価高騰や円安などの影響で例年にも増して財布に厳しいこの冬、ワンコインに高級食材ゲットの夢を懸けてみるのもいいかもしれません。
