3年ぶり「逆さ紅葉」公開 江迎・寿福寺、28日まで

アクリル板に映り込んだ風景もめでながら紅葉を楽しむ「逆さ紅葉」=佐世保市江迎町、寿福寺

 長崎県佐世保市江迎町の寿福寺(松園光基住職)で、日本庭園の紅葉がアクリル板に映る「逆さ紅葉」が3年ぶりに一般公開されている。28日まで。
 旧本堂に10畳分のアクリル板を敷き、日本庭園を逆さまに映し出す。見る角度によってさまざまな秋の表情を見ることができる。一般公開は19日に始まり、バスツアーなど多くの参拝客が訪れている。
 今年は夏場に雨が少なくその後も暖かい日が続き、例年より庭園の紅葉の進行は早かったが、境内のモミジやイチョウは今が見頃。地域住民の育てた盆栽・山野草展も開かれ、愛好家らでにぎわっている。
 福岡県久留米市から訪れた田中利恵子さん(53)は「紅葉を巡るツアーに参加した。寿福寺は初めて来たが、きれいだった」と話した。一般公開は正午~午後4時。拝観料500円。


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