「小雪」羽を休める越冬の渡り鳥 岡山県内は比較的暖かい朝に

越冬のため飛来したカモの群れ=22日午前10時32分、玉野市・みやま公園

 22日の岡山県内は上空に雲が広がり、比較的暖かい朝を迎えた。冷え込みが厳しさを増し、雪が舞うころとされる二十四節気の一つ「小雪」のこの日、最低気温は岡山市中心部で8.4度(平年5.5度)となるなど各地で10月下旬から11月中旬並みとなった。

 他の地点は玉野市10.8度(7.8度)、倉敷市8.8度(5.9度)、津山市5.9度(3.7度)、新見市千屋4.3度(0.7度)など。全16観測地点で平年を1.7度~3.6度上回った。

 渡り鳥の越冬地として知られる「みやま公園」(玉野市田井)の赤松池では、マガモやオナガガモなどの群れがゆったりと泳ぎ回ったり、来場者に餌をねだったりしていた。公園を管理する同市公園緑化協会によると、渡り鳥は来年4月ごろまで羽を休めるという。

 23日以降の天気について岡山地方気象台は「南から暖かい風が流れ込み、平年より高い気温が続くだろう」としている。

みやま公園で羽を休めるカモ=22日午前10時20分

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