【考・九州男児】九州男児「自認」本県1位「らしい県」下から3位

 宮崎日日新聞が、西日本新聞、熊本日日新聞、南日本新聞と合同で実施したSNSによるアンケートでは「九州男児」度合いが強い県も尋ねた。九州の中でも「お人よしでのんびり屋」の男性が多いといわれる本県の順位は、全体回答では下から3番目だった。ただ、自分自身の九州男児度合いを聞くと、本県在住者の平均点は九州トップで、県としてのイメージは低い半面、県民の自認度は意外に高いことが分かった。

 九州の中で最も「九州男児」度合いが強い県を聞いたところ、全体回答(2181人)では鹿児島県が最多の42・5%。熊本県20・3%、福岡県19・9%だった。「特にない」を含め本県は6番目の1・1%で、長崎県は0・7%、大分県は0・5%と続いた。

 このうち本県在住者(131人)の回答でも、1位は鹿児島県59・5%だった。このほか福岡、熊本県は共に10%台だったが、本県は6・1%で、地元住民から見ても、本県の九州男児度の認識は低かった。

 一方、男女問わず自分自身の「九州男児」度合いを0~10点で聞く質問では、全体平均は3・8点だったが、本県在住者は4・3点で熊本県と並びトップだった。また、出身県ごとの男性回答を見ると本県は5・1点。熊本県の5・7点には及ばないものの、鹿児島県5・0点、福岡県4・9点も上回り、2番目の高さだった。

 アンケートでは九州男児をイメージする著名人も尋ねた。本県在住者が選んだ1位は西郷隆盛(38%)。その他の上位はタレントの武田鉄矢さん、俳優の高倉健さん、歌手の長渕剛さん。全体回答でも上位はほぼ本県在住者と同じ傾向で、俳優の堺雅人さんら本県出身者の名前はいずれも1%以下だった。

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