コロナ禍で受け入れを停止していた「国際クルーズ船」について、国土交通省は受け入れを再開すると発表した。すでに2023年3月には清水港に寄港する予定もあるということで期待の声が上がっている。
斉藤国土交通相は15日の会見で、受け入れを停止していた「国際クルーズ船」について「感染対策に関するガイドラインが策定され再開に向けた準備が整った」と説明した。
国際クルーズ船をめぐっては、2020年2月「ダイヤモンド・プリンセス」で大規模クラスターが発生したことを受け、翌月以降の受け入れを停止。
今回の受け入れ再開にあたり、業界団体が策定した感染拡大防止のガイドラインでは、防護服や隔離部屋が不足した場合、運航期間の短縮を検討することなどが明記されている。
国土交通省によると、最も早いもので2023年3月にドイツのクルーズ船が清水港に寄港する予定だという。
これを含め静岡県内では2023年3月以降、国際クルーズ船の寄港が、すでに42回計画されているという。
「受け入れ再開」の知らせに清水港周辺の商業施設からは期待の声が…。
(エスパルスドリームプラザ 社長)
「清水は港町なので海外の方を迎え入れることが出来るのは一つの港の特徴だと思う。これから国際クルーズ船が増えてきて100隻150隻と年間に来てもらえればおのずと道は開けると思う」
コロナ前は年間 約5万人の外国人観光客が訪れていたというエスパルスドリームプラザ。現在も外国人向けの案内をモニターで掲示するなど受け入れに向け準備を進めている。
(エスパルスドリームプラザ 社長)
「国内の動きがだんだん賑わってきたことがベースにあって、その上に今度は海外の方ということになるので、以前のシーンとした雰囲気からは随分変わってくると思う」