迫る年末“忘年会離れ”進む 県内7割の企業が「忘年会しない」全国3番目の多さ(静岡県)

まもなく迎える忘年会シーズン。

静岡県内では14日から県独自の「プレミアム付き電子食事券」の追加販売が始まった。

10月から販売が始まったプレミアム付き電子食事券は1口5000円で購入でき、そこに25%分の金額が上乗せされるというもので、無料通信アプリの「LINE」で購入することができる。

静岡県によると、これまでの販売額は約46億円で20万人以上が購入しているという。

年末は飲食店にとって書き入れ時となるが、気になるデータも…。

東京商工リサーチが全国の企業を対象に実施した忘新年会に関するアンケート調査では、「開催しない」と答えたのは61.4%で、「開催する」と答えたのは5.3%だった。

静岡県内の企業で「開催しない」と答えたのは73.6%、「開催する」は3.3%だった。

「開催しない」と答えた割合を都道府県別でみると、静岡県は全国で3番目に高く、最も低かった秋田県などと比べると大きな差があり「慎重な姿勢」がうかがえるという。

東京商工リサーチは今回の結果を受け「忘年会は、感染予防と若者の“忘年会離れ”により、復活には時間がかかりそうだ」と話している。

この冬の忘年会ついて街の人に聞くと…。

(40代 男性)

「(忘年会は)ない。ここ数年一切なしになって、やらないのが当たり前になってしまっている。」

(40代 男性)

「また近くになって様子を見ながらになると思う。」

コロナ禍で進む“忘年会離れ”について飲食店は…。

(飲食店 社長)

「若い人のそういうこう今のお酒離れみたいなところも多少あるとは思うんだけど」「コロナ前に比べると、年配の人が戻ってきてない感じはちょっと一つあるのかなっていう風な形はあるけどね。」

それでも、年に一度しかない12月の雰囲気を楽しんでほしいと話していた。

(飲食店 社長)

「お店に居て楽しそうに飲んでくれてるとかそういった感じの雰囲

気は大事にしてもらいたい。会社とかそういった枠を外れたところ

では(忘年会は)一つ必要かなと思う。」

コロナ禍で3回目の冬。感染者が増加する兆しも見られているが、この冬も飲食店にとって厳しい状況が続くのだろうか。

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