詐欺容疑で県東部露店商組合理事長を逮捕 狩野川花火大会出店権めぐる事件 警察は組合と暴力団の関係など捜査へ 静岡・沼津市

2022年の沼津夏まつり・狩野川花火大会で、露店の実質の経営者が暴力団員であることを隠して、まつりの主催者から出店の権利をだまし取った疑いで、県東部地区の露店商組合の理事長が逮捕された。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、三島市の露店商で県東部イベント商業協同組合の理事長の男(67)。2022年7月に開催された沼津夏まつり狩野川花火大会では、露店を出店する際、反社会勢力やその関係者ではない事を約束する「誓約書」などの提出が必要だったが、警察によると、男はすでに逮捕されている暴力団員と共謀し、暴力団員が実質経営する露店であることを隠して、うその「誓約書」などをまつりの実行委員会に提出し、露店出店の権利をだまし取った疑いが持たれている。警察は、露店の売り上げが暴力団の資金源になっていたとみていて、組合と暴力団との関係などを調べる事にしている。

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