郡仙台市長 感染者増加でも「行動制限はハードル高い」

感染者増加に伴う外出の自粛やイベントの中止などについて、仙台市の郡市長は「ハードルが高くなっている」と述べ、行動制限を求める対策が今の社会にそぐわないとの考えを示しました。

郡市長「残念ながら、また新たな行動制限やさまざまな規制を強化するということには、かなりハードルが高くなっているのではないかと思っております」

郡市長は経済との両立や、重症化する人の割合が当初より減っていることなどから、感染者の増加に伴い行動制限を求めることが、今の社会にそぐわなくなっているとの考えを示しました。

現在の仙台市内の感染状況については、救急車の出動要請の増加や病床の使用率の上昇から第8波に入り予断を許さないと危機感を示す一方、今後の対応については次のようにとどめました。

郡市長「今のところ呼びかけられるとすれば、市民の皆様方には感染防止対策を徹底していただきたいということと、ワクチンの接種を是非進めていただきたい、という二つです」

また、政府に対して新型コロナの感染症法における分類を、厳しい扱いが必要になる現在の2類相当から、インフルエンザと同じ扱いになり対応できる医療機関も増える5類に下げる議論を本格化させてほしいと求めました。

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