戦艦大和の主砲を削りだした旋盤が多くのファンに見守られるなか呉市の大和ミュージアムに移設されました。
山口 和政記者「主砲をつくった旋盤がまもなくこの場所に設置されます。ここから見てもかなり大きい印象を受けます」
円盤の直径は3.2m、重量は160t以上!これが世界最大の主砲46センチ砲の砲身を削り出した旋盤です。
今月上旬に兵庫県の工場から呉市に輸送され、22日に大和ミュージアムの敷地に設置されました。
20代「80年以上も経ったものですから、それが現存して残っていることがすごい。感動しました」
70代「すごいねーっと思って見ていた。よくこんなものが今まで残っていた」
戦艦大和は太平洋戦争が開戦した1941年12月に呉海軍工廠で建造されました。
旋盤は戦後に払い下げられ、2013年まで現役として使用されていました。
大和ミュージアム 戸髙 一成館長「戦艦大和の建造にも関わって戦後の造船の復興発展のためにも働いたという、機械にも1つの運命があるようなそういったドラマまで伝えることができる。そういうところも含めて大切に保存したい」
旋盤はいったんシートがかけられ見られなくなりますが、展示施設が完成する来年3月以降は24時間見学できるようになります。