G20の23年インフレ率は6% OECD予測、高水準続く

OECD本部=パリ

 【ロンドン共同】経済協力開発機構(OECD)は22日、2023年の20カ国・地域(G20)のインフレ率が前年比6.0%になるとの見通しを公表した。9月時点の前回予測から0.6ポイント引き下げた。各国の中央銀行は政策金利の引き上げなど金融引き締めを進めているが、高水準が続くとした。日本は2.0%と見込んだ。

 23年の世界全体の実質経済成長率は2.2%になるとの予測も示し、前回予測を据え置いた。日本は0.4ポイント上方修正し、1.8%と見込んだ。新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を堅持する中国は4.6%と、0.1ポイント引き下げた。

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