【22日】長崎県内859人コロナ感染、2人死亡 知事「第8波入った可能性」

新型コロナウイルス感染者の入院状況(21日午後7時現在)

 長崎県は22日、県内で新たに859人の新型コロナウイルス感染者を確認し、60代の女性と90歳以上の男性の計2人が亡くなったと発表した。1日の感染者が800人を超えるのは9月21日以来。大石賢吾知事は22日の定例会見で流行第8波についての認識を問われ、「九州はまだ緩やかだが、増加傾向にあり、入り口に近いところか、入ってしまっている可能性も否定できない」と述べた。
 新規クラスター(感染者集団)は4件発生し、いずれも高齢者施設。長崎市が2件で11人と8人、西彼時津町で8人、五島市で6人の感染が判明した。年代別では10歳未満が最多の147人。▽10代142人▽20代65人▽30代106人▽40代139人▽50代89人▽60代70人▽70代以上101人-となった。
 20日時点のワクチン接種率は、1回目が82.4%、2回目が81.3%、3回目が70.1%、4回目が41.8%。3回目以降のうち、オミクロン株対応ワクチンの接種率は13.4%。
 大石知事は引き続き基本的な感染防止対策と積極的なワクチン接種を呼びかけた上で、「今後のさらなる感染拡大に備え、医療提供体制の拡充に向けて準備を進めている」と述べた。


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