小規模省エネ設備導入に県が補助金 中小事業者対象 物価高対策、経営改善を支援

 長崎県は「県小規模省エネ設備導入補助金」の申請を18日から受け付けている。県内の製造業やサービス業などの中小事業者が同日以降の契約・発注で、省エネルギーの業務用エアコンや冷蔵庫などを導入する場合、1事業者50万円を上限に補助する。期限は来年2月10日。
 原油・物価高騰の影響を受けている創業1年以上の事業者の経営改善を支援する。エアコンや冷蔵庫、給湯器、ボイラーなどの30万円以上(消費税除く)の設備費や設計費、工事費が対象で、補助率は3分の2以内。今月末まで申請を受け付けている同趣旨の「県省エネルギー等設備導入補助金」を受ける事業者は申請できない。
 県省エネルギー等設備導入補助金は最大100万円(補助率3分の2以内)で75万円以上の設備導入が対象。ただ中小企業等経営強化法に基づく「経営革新計画」か「経営力向上計画」の認定を受ける必要がある。今回の県小規模省エネ設備導入補助金は、計画認定が不要で補助対象額も低く設定し、小規模事業者が活用しやすくした。
 申請は書類を県ホームページから入手し、同補助金申請受付センターに郵送。総額約5億円で、期限前でも予算額に達し次第、締め切る。問い合わせは同センター(電050.5530.5794)。


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