【サンパウロ共同】ブラジルの右派ボルソナロ大統領の自由党は22日、ボルソナロ氏が敗北した10月30日の大統領選決選投票について、一部の電子投票機での投票は無効だとして高等選挙裁判所に選挙結果に対する異議を申し立てた。同国メディアなどが報じた。
同党は、約6割の投票機が2009~15年のモデルで、これらは信頼性の証明が不可能だと指摘、対象の投票は取り消されるべきだと訴えた。新しい投票機を使用した結果に基づけば、ボルソナロ氏が得票率51.05%で勝利していたはずだと主張した。
決選投票では勝利した左派ルラ元大統領が得票率50.9%、ボルソナロ氏が49.1%。