全国高校ラグビー県大会 長崎北陽台VS長崎北 きょう決勝

(写真左)全国上位に絡める力をつけてきた長崎北陽台。身長191センチのフランカー亀井は攻守両面でチームをけん引している。 (写真右)準決勝で島原工に快勝した長崎北。体重120キロのプロップ徳久の突破力は県内トップレベルに達している=大村市、県営放虎原ラグビー場

 ラグビーの第102回全国高校大会長崎県大会最終日は23日、長崎市営ラグビー・サッカー場で長崎北陽台-長崎北の決勝が行われる。両校の決勝対決は2年連続14度目で、過去の対戦成績は長崎北陽台の8勝4敗1引き分け。長崎北陽台は5年連続21度目、長崎北は14年ぶり9度目の全国大会(12月27日~来年1月7日・大阪府東大阪市花園ラグビー場)出場を懸けて、今季の県内最後の一戦に臨む。キックオフは午後2時。
 1月の県新人大会、4月の7人制県大会、6月の県高総体に続いて、今季4度目の決勝対決。これまではいずれも長崎北陽台に軍配が上がっている。今回も全国上位レベルの力をつけてきた第1シードの長崎北陽台に、第2シードの長崎北がどう挑むかが焦点。長崎北はディフェンスで我慢しながら、ロースコアの展開に持ち込みたい。
 長崎北陽台はここに照準を合わせて、しっかりチーム力を上げてきた。平均体重約95キロの重量FWは、ナンバー8白丸、プロップ橋本を軸に接点に強く、フランカー亀井、三浦、フッカー末次ら、体を張りながらボールをつなげる選手がそろっている。バックスは木村、今崎のHB団が大きく成長。昨季から主力のCTB中島、FB亀川、WTB馬場の存在も心強い。信条である堅守、テンポの速い攻撃をやり通せば勝機は広がる。
 長崎北は接戦が予想された準決勝で、島原工に54-0で快勝。攻守の要となるSH本多を中心に仕上がりの良さを披露した。FWの平均体重は約83キロと小柄ながら、120キロのプロップ徳久、ロック田中らの突破力は県内トップレベル。フランカー北嶋、フッカー徳本らディフェンス力がある選手も多い。バックスの中心は本西、永田の両CTB。思い切りのいい攻撃を仕掛け、スピードがある村里、下釜の両WTBを自在に走らせたい。

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