岡山城や後楽園 台湾に魅力伝えて 県、インフルエンサー招きツアー

岡山城で風景を撮影する台湾のインフルエンサー

 岡山県は23日、SNS(交流サイト)などで発信力のあるインフルエンサーを台湾から招いたモニターツアーを岡山市内の観光地で行った。25日まで県内を巡って魅力を伝えてもらい、新型コロナウイルスの影響で激減したインバウンド(訪日客)回復の後押しを狙う。

 ウェブメディア記者やブロガー、ユーチューバーの4人が参加した。3日にリニューアルオープンした岡山城では漆黒の天守閣や紅葉などをすかさず撮影。天守閣最上階からの眺めや武具の展示にも興味を示し、写真や動画に収めていた。

 フェイスブックで旅行情報を発信し、約16万人のフォロワーを持つ「aLiCia(アリシア)」さんは「解説を外国語で見られるQRコードもあり詳しく歴史に触れられた。魅力が詰まったおすすめのエリアとして紹介したい」と話していた。

 この日は後楽園と吉備津彦神社も訪問。期間中、倉敷市の美観地区や真庭市のグリーナブルヒルゼン、勝山町並み保存地区を巡る。

 県によると、海外からメディア関係者らを招いたツアーの実施は、新型コロナの影響で3年ぶり。

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