気仙沼市の養鶏場で鳥インフルエンザ確認 殺処分進める 養鶏場での発生は今季県内初

気仙沼市の養鶏場で多くのニワトリが死んでいるのが見つかりました。宮城県が調べたところ鳥インインフルエンザのH5亜型に感染していることが判明し他のニワトリの殺処分を進めています。

県によりますと19日から22日までに気仙沼市内の養鶏場でニワトリおよそ1260羽が死んでいるのが見つかりました。

県が13羽を抽出して行った遺伝子検査の結果、11羽で鳥インフルエンザウイルスのH5亜型が検出されたということです。

これを受け県は23日午前11時からこの養鶏場のニワトリおよそ2万1000羽の殺処分を始めました。

殺処分は24日までに完了させ、焼却した後埋却処分する方針です。

養鶏場での確認は今シーズンで初めてです。

この養鶏場の半径10キロ以内にある8つの養鶏場ではあわせて12万4000羽が飼育されていて出荷などの搬出制限をかけています。

今のところ異常は確認されていないということです。

県では、周辺の消毒や野鳥の監視を強化するとしています。

県内ではこれまで年が明けてから野鳥の感染が確認されるケースがほとんどでしたが2022年はすでに4件確認されていて、県の担当者は年内に確認されるのは非常に珍しいと話していました。

遠藤信哉副知事「全国的に非常に早めに広まっているのがありますので、今回発生した農場の防疫措置は徹底して早めに処理したい

。 それ以外の県内の農場に対しても防疫措置の徹底を再度促していきたい」

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