広島電鉄創業110周年 3年半ぶり開催“ひろでんの日”「大正形電車」や「被爆電車」も近くで…【動画ニュース】

広島電鉄は、23日で創業110周年を迎え、これを記念する、イベントが行われました。

「ひろでんの日2022」と題されたイベントは、広島市中区の千田車庫などで開かれました。

末川徹記者
「千田車庫の中に入ってきました。広島電鉄創業110周年ということで、いろいろな路面電車を観ることができます。あいにくの雨ですが、多くの人でにぎわっています」

会場には、レトロな電車の展示や…、

車両の点検を近くで見学できるコーナーなどが設けられました。

末川徹記者
「こちら大正形車両です。普段は車庫にしまっているため、イベントの時しか見られませんが、今と違って、すごく斬新です。座ると、意外とふかふかです。歴史を感じます」

訪れた中学生
「見たことない。昔はこうだったんだ」
訪れた子ども
「(きょうは何をみたい?)653形」

その650形…。「被爆電車」がそろって登場しました。

訪れた50代男性
「3つ並びはなかなかないので、全部がきれいに撮れるのを目指して、張っています」

末川徹記者
「こちらのイベントスペースでは、広電への熱い応援メッセージが貼られています」

親子
「いつも利用しているのでありがとうございますと書きました。(息子が)市電好きなので、そのためだけに利用しています」

別の親子
「上手!いいじゃーんこれ走るんだって。いつから、見られるといいね」
「いつか走るの。貼ったまま?やったー!」

この電車は、あすから市内をめぐるということです。

末川徹記者
「今日限定、グッズの販売も行われています。こちらは、使われなくなったレールをスライスにして、文鎮にしたもの。1922年製…。思わず買ってしまいました」

このほか、創業110年を写真で振り返る「一日乗車券」も販売されました。あさって以降、ご覧の営業センターでも販売されるということです。

来場者は、主催者集計でおよそ1万2000人…。

長い間、地元の交通網を支え続けている「広島電鉄」…。訪れた人たちは、その歴史の深さを感じていました。

© 株式会社中国放送