アジア3度目防衛、市長に報告 鹿沼出身プロボクサーの吉野さん

チャンピオンベルトを手にする吉野選手(左)と佐藤市長

 【鹿沼】市出身で「かぬまふるさと大使」を務めるプロボクサー吉野修一郎(よしのしゅういちろう)選手(31)がこのほど、市役所を訪れ、1日行われた世界ボクシング機構(WBO)アジアパシフィックライト級で3度目の防衛を果たした試合の結果を佐藤信(さとうしん)市長に報告した。

 吉野選手は同級4位の中谷正義(なかたにまさよし)選手(33)から2度のダウンを奪い6回1分14秒でKO勝ち。試合について「挑戦者の気持ちで臨み、冷静に自分のペースに引き込めた」と振り返り、「今後は世界ランカーと試合をして、いずれは『世界一の男』になりたい」と展望を語った。

 勝利のお祝いに市内産のイチゴを贈った佐藤市長は「KO勝ちを見て思わず万歳した。目標を勝ち取ることができるよう応援している」と述べた。

 吉野選手は世界挑戦に向け経済面で支援してくれるスポンサーを募っており「ボクシングに集中できる環境が整えばありがたい」と話した。

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