「奇跡って起きるんだな」ドーハの歓喜、沖縄も熱狂 堂安&浅野弾に「うぉーー!」

日本代表が逆転でドイツに勝利し、喜びを爆発させるサポーター=24日午前0時、那覇市牧志・カンプノウ(古謝克公撮影)

 8強入りという「新しい景色」を目指すサムライブルーが強豪を撃破した。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表は浅野拓磨(28)の逆転ゴールでドイツに勝利。ドーハの地につきまとう「悲劇」の言葉を「歓喜」に-。新型コロナウイルス禍でもパブリックビューイング(PV)での観戦は次第に再開。スタンドで、遠く離れた日本で凱歌(がいか)が響いた。沖縄でもスポーツ観戦ができるカフェや居酒屋などに多くのファンが詰めかけ、大型テレビに向かって熱い声援を送り、値千金の勝利に歓喜した。

■好セーブのたびにどよめき

 日本代表の初戦となるドイツ戦を応援しようと、那覇市牧志のフットボールカフェ「カンプノウ」には23日夜、サポーターら40人が詰めかけ、大型テレビに向かって熱い声援を送った。

 試合は立ち上がりから盛り上がった。前半8分、パスを受けたFW前田大然がゴールネットを揺らすと、大型テレビを見守っていたファンらが一斉に跳びはねて歓声を上げた。判定はオフサイドだったが、「やべえ」「行けるよ!」と幸先の良いスタートを喜んだ。

 その後もドイツゴールに攻め込むたびに、「うま過ぎだろ!」「行け行け!」と大合唱。中盤から押し込まれる場面も多くなり、同33分にPKで先制点を奪われたが追加点は許さず、GK権田修一が好セーブでしのぐたびにどよめいた。

■やば過ぎて言葉にできない

 1点を追う後半30分、祖父が宮古島市伊良部出身で途中出場したMF堂安律(24)が鮮やかな同点ゴールを決めると、店内は「うぉー!」と悲鳴のような歓声に包まれた。「ニッポン」コールとともに「堂安」コールもあちこちから飛んだ。

 紙吹雪が舞う中、抱き合ってもみくちゃになり涙を流す人も。さらに同38分、FW浅野が逆転ゴールを突き刺すと、店内の興奮は最高潮に達した。

 会社の同僚5人で来た那覇市の本山達也さん(25)は「感動です。奇跡って起きるんだなって」。一緒に来た那覇市の中川豪(たける)さん(24)は「ドイツは優勝経験国。ほんまにやば過ぎて言葉にできない。一人一人のプレーが熱かった」と話していた。(社会部・棚橋咲月)

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