長崎県五島市玉之浦町の白鳥神社神楽保存会(越首伸之介会長)は19日夜、同町の鶴田商店で、玉之浦神楽の演舞会を初めて開いた。
同神楽は、400年以上の伝統がある五島神楽の一つ。同保存会が町内の白鳥神社の例大祭などで奉納している。演舞会は、より多くの人に神楽の魅力を知ってもらい、伝承する仲間を増やそうと企画した。
太鼓や横笛のはやしが響く中、巫女(みこ)舞や獅子舞、豊作を願う舞など八つの演目を披露。市民らは拍手を送り、時折見せるコミカルな舞に笑いが起きるなど、鑑賞を楽しんだ。同町の永尾千代子さん(61)は「神楽は演者と観客が一体となるので楽しい。新型コロナでここ何年か見ていなかったが、やはり伝統は続いてほしい」と話した。
同保存会は今後、外国人を含む観光客ら向けに演舞会の開催を計画している。
玉之浦神楽 地元保存会が初の演舞会 五島・白鳥神社
- Published
- 2022/11/24 12:30 (JST)
- Updated
- 2022/11/25 12:17 (JST)
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