
地域の仕事を体験する初のイベント「こども達の未来に向けた島原職業体験教室」が23日、島原市弁天町2丁目の霊丘公園体育館などであった。市内の小学生が、地元で働く楽しさや大変さを学んだ。
長崎商工会議所が主催、島原商工会議所青年部が主管。市内の小学4~6年生ら約230人が参加。島原半島の11事業者がそれぞれブースを出展した。
参加者は各事業者の説明に耳を傾けながら、実際に仕事を体験。オイルを使ったハンドマッサージや、ロープ編みなどのヘアアレンジの手ほどきを受け、目を輝かせた。
美容師を体験した市立第二小5年の町田美優さん(11)は「プロから技術を教えてもらうのは初めて。きれいな編み方ができて楽しかった」と話した。
建設機械の操縦、塗装や左官などの体験もあり、同青年部の松本龍亮会長(44)は「島原にある仕事を知り、将来は地元で働いてもらえれば」と語った。熱気球の体験搭乗は雨のため、27日に延期された。