12月上旬に強い寒気南下 気温が急降下する可能性 北海道に低温と大雪に関する情報

 気象庁は24日(木)、向こう1か月(11/26~12/25)の天候の見通しを発表した。向こう1か月の気温は、東・西日本と沖縄・奄美で平年並みか高い見込み。ただし、気温の変化が大きくなるので注意が必要だ。

 今後、1週目(11/26~12/2)の気温は、全国的に平年より高いが、2週目(12/3~12/9)は強い寒気が南下するため、北・西日本で低く、特に、北日本はかなり低くなる所がありそうだ。東日本と沖縄・奄美は、平年並みか低い見込み。なお、北日本の日本海側は、2週目の降雪量が平年よりかなり多くなる可能性がある。

■週ごとの天候

 1週目(11/26~12/2)は、全国的に低気圧や前線の影響を受けやすい。北・東・西日本の日本海側、沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨(北日本は雪)の日が多くなりそうだ。2週目(12/3~12/9)は北日本を中心に、寒気の影響を受ける見込み。北・東日本の日本日本海側は冬型の気圧配置が強く、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多くなりそうだ。3~4週目(12/10~12/23)は、全国的に平年の天候が見込まれる。

■低温と大雪に関する情報

 北海道は11月29日(火)ごろまで、平年より気温が高く、かなり高い日もある見込み。その後は冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けるため、12月1日(木)ごろから気温が平年よりかなり低くなる可能性がある。また、12月1日(木)ごろから、日本海側を中心に降雪量が多くなり、この時期としては平年よりかなり多くなる可能性がある。

 このため、札幌管区気象台は北海道に「低温に関する早期天候情報」、北海道の日本海側に「大雪に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意すると共に、除雪などの対応に留意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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