色さまざま魅力知る 食農体験ツアー カリフラワー収穫 上越市

 収穫体験や料理教室を通して「上越野菜」に親しんでもらおうと、食農体験ツアーが19日、同市内で開かれた。午前と午後の部に10人が参加した。

腰の辺りまで伸びた葉をかき分けカリフラワーを収穫する参加者

 上越市の青果市場やJA、飲食店でつくる上越野菜振興協議会が主催。
 上越野菜は同市で古くから栽培されてきた伝統野菜11品目と、一定の生産量がある特産野菜の5品目がある。同日は、秋が旬の特産野菜、カリフラワーの収穫と調理を体験した。
 収穫は、上越野菜の生産や普及に努めるエー・エフグリーン(浦川原区今熊、相澤誠一代表)所有の農場で実施。約10アールの畑には白色、薄緑色、オレンジ、紫色の、さまざまな品種のカリフラワーが栽培されている。
 参加者は、1メートルほどに伸びた葉をかき分けながらカリフラワーを探した。根元にこんもり育った株を見つけると、包丁で刈り取った。
 同市春日山町3の吉村里子さん(72)は「畑を見るのも収穫も初めて。色もたくさんあることを知った」と驚いていた。
 相澤代表(70)は「収穫体験を通し、上越野菜の魅力を知ってほしい」と話した。

© 株式会社上越タイムス社