とことこお店めぐり 割烹寿司やまと 愛され続ける天丼

 妙高市中心部に店を構えている。創業65年を誇る。看板メニューは天丼。こってりの「黒」と、さっぱりの「白」の2種類がある。

店の外観

 江戸前風の黒天丼はしょうゆベース。当初から提供しているという。たれは色が濃く、継ぎ足しで使っている。
 一方、白天丼は塩ベースで、メニュー化してまだ2年くらい。レモンやわさびで「味変」を楽しめるようになっている。
 いずれも天ぷらはエビ2本と野菜3種。揚げたてをたれに漬ける。ランチ価格は税込み1000円。
 季節替わりの定食もランチで提供しており、冬は鍋焼きうどんなどを考えている。
 店では、すしもこだわっている。ねたの味を生かすため、赤酢のシャリを使っている。握り8貫と巻き物1本からなる「松」(税込み2780円)が一番人気という。
 席数は80ほど。カウンター、テーブル席や個室、宴会場が備わっている。夜のコースメニューでは天ぷら、すし、刺し身を必ず入れている。
 4代目店主の須崎章さん(43)は「気軽に入っていただける店づくりをこれからも心掛けていきたい」と話している。

黒天丼

・妙高市東雲町1―6
・電0255・72・3939
・午前11時30分から午後2時(LO同1時30分)まで、午後5時から同10時(LO同9時30分)まで
・火曜定休

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