
国立競技場の設計を手がけた建築家の隈研吾氏が代表を務める「隈研吾建築都市設計事務所」が2023年春、和歌山市に関西初となるオフィスを開設する。同事務所は24日、市、和歌山県と進出協定を結んだ。
隈氏は県庁で開かれた調印式に出席した後、報道陣の取材に応じ「街づくりや地域振興の点で手助けができれば」と話した。和歌山市の新拠点は近畿圏を中心とした受注案件の設計を担う。デザイナーや職人とも協働できる「開かれたアトリエ」のような場所にしたいという。
同事務所は東京都港区に本社を置く。地方拠点は北海道、沖縄に続き3カ所目となる。