品川区長選挙は異例の再選挙!予想される顔ぶれは?再選挙の戦い方とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年11月23日に公開された動画のテーマは……異例の再選挙!どうなる品川区長選挙

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、再選挙となった品川区長選挙の顔ぶれや構図の変化について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・品川区長選挙の再選挙が11月27日告示へ。大西氏が出馬を取りやめ新たに石田慎吾氏が立候補を表明し6名での選挙戦が予想される
・前回選挙では1位から4位までの票差が少なく接戦に。再選挙で新しい有権者をどう取り込むかがポイントの1つ
・前回選挙で自主投票だった公明党や出馬を取りやめた大西氏の票の流れにも注目

品川区長「再選挙」が11月27日告示へ

10月2日に行われた東京都の品川区長選挙はどの候補も法定得票数に達せず11月27日告示、12月4日投開票で再選挙が実施されることになりました。

10月に立候補した6名のうち大西氏は出馬をとりやめ、残りの5名は再出馬する意向。さらに石田慎吾氏が新たに立候補を表明しており、現時点で6名の立候補が予想されます。

候補者の数が減らないことから再々選挙になる可能性も指摘されています。

候補者が減らなかった理由について、松田氏は「票差の少なさ」を挙げます。

得票数1位の森沢氏と3位の山本氏の票差は約3,000票。4位の西本氏も約1万9000票と一定の票数を獲得しており、松田氏は「(再選挙で)十分に当選する可能性があるということになると、支援者含めもう一回チャレンジしようという流れになる」と解説しました。

また、各候補者に党派色が少なく候補者調整が実施されにくい状況であることも影響した可能性があるとのことです。

再選挙では候補者の入れ替えがあったものの構図は大きく変わりません。

その中で当選するためには再選挙で新しく投票に来る有権者の票をどこまで取り込めるかがポイントです。

松田氏はさらに公明党の票にも注目。「10月の選挙では自主投票だった公明党の票がどうなるのかも選挙の結果に大きく影響する」とコメントしました。

接戦を勝ち抜くための戦略について松田氏は「物量と熱量と活動量!」と断言。

松田氏「トップの森沢さんと石田秀男さんとの票差はわずか。SNSを見ても山本さん、西本さん含め活動量を減らさずにずっと来ているので相当激戦になりますね」

品川区長再選挙 選挙戦のポイントとは?

松田氏は品川区長再選挙を読むにあたって有権者の心理についても言及します。

品川区長の不在が続くのは区民にとっても避けたい状況。有権者としては「この再選挙で決めたい」という心理が働くことが考えられます。

そのため、出口調査や情勢調査の情報が出たときに、伸びている候補に一気に票が集まる「バンドワゴン効果」が発生することも考えられます。

松田氏「今回は意外と差がついて結果が出る可能性もあると思っています」

MC鈴木「メディアの情勢調査ってすごく大事なんですね」

最後に、松田氏は選挙戦のポイントについていくつか指摘します。

まず、石田慎吾氏が新たに立候補することで石田秀男氏と「石田」票が按分されてしまうこと。松田氏は「石田秀男さんの陣営はかなり苦しいと思っておられるかも」とコメントしました。

そして、山本氏や西本氏など大きな政党支援のない無所属の候補がどこまで票を伸ばせるかもポイントです。

前回共産党推薦で立候補した村川氏については、戦略的な意図で別の方に票が流れる可能性に触れました。

また、出馬をとりやめた大西氏の票がどこに流れるかも注目です。松田氏は「どなたかと政策協定を結んで大西氏が応援に入られる動きがあるかもしれない」とコメントしました。

大接戦が予想される品川区長再選挙から目が離せません!

動画本編はこちら!

品川区長再選挙で勝つための戦い方を選挙プランナーの松田氏が語る!

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