休日明け24日の東京商品取引所で中東産原油の先物が急落した。中国景気の減速が要因で、株価終値に相当する指標価格の清算値は1キロリットル当たりで休日前22日比3260円安の6万6580円を付け、3月17日以来、約8カ月ぶりの水準に下落した。清算値の今年の最高値8万8730円より2万2千円余り安い。原油高の国内影響が緩和する可能性がある。
「世界の工場」と言われる中国の本土では、新型コロナウイルスの新規感染者が23日、過去最多を記録。感染防止の「ゼロコロナ」政策に伴い、景気減速が続いて政府の今年の経済成長率目標「5.5%前後」は達成困難との見方が強まった。