葵わかな主演「三千円の使いかた」メインキャストが解禁

葵わかなが主演を務め、フジテレビ系で2023年1月7日にスタートする連続ドラマ「三千円の使いかた」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)に、山崎紘菜、森尾由美、中尾ミエらがレギュラー出演することが分かった。

「三千円の使いかた」の原作は、「読めばお金が貯まる!」と話題の原田ひ香氏による68万部超えの同名小説。姉妹、母、祖母という御厨(みくりや)家の3世代の女性たちが、それぞれ直面する人生の悩みに正面から向き合い、コツコツ節約をして貯金をし、その夢をかなえるために奮闘するホーム“マネー”ドラマだ。

今回発表されたキャストは、御厨美帆(葵)を見守る祖母・御厨琴子役の中尾、節約好きでしっかり者主婦の姉・井戸真帆役の山崎、熟年離婚ピンチの母・御厨智子役の森尾。

中尾は「琴子は前向きで元気で、77歳になっても社会の役に立ちたいと考える女性。御厨家3世代の中で一番エネルギッシュではないでしょうか。私も年を取ってもずっと働きたいと思っているので、琴子と似ている部分は多いですね」と共感を寄せ、「年齢も同じだし、台本を読むと『私の生活をのぞかれてるのかな?』って思うほど。琴子=中尾ミエなので、自分でもうれしくなっちゃうような役柄です」と紹介。

山崎は「台本を読んで、とても温かい家族の話だなぁ、と感じました。真帆はとてもしっかりしていて、目標に対して真っすぐに向かっていくエネルギーのある女性。ただその一方で、真帆としては普通に行っていることが、周囲からしっかりしていると見られてしまうことへの葛藤を抱えているように思いました。家庭や子育てに悩んでいる方々に届くように、心強い共演者の皆さまとすてきな家族を作っていけたらと思います」と意気込む。

森尾は「原作を先に読んでいて、家族構成をはじめ、共感できる部分が多かったので、わが家の24歳の次女にすぐ渡しました」とすっかり気に入った様子で、役柄について「智子は、私と同じくバブル期をノリノリで生きてきたお母さん。若い気持ちでいたいけれど、現実との狭間で揺れ動くお年頃です。子どもが成長して安心した半面、今度は自分の将来が不安になって揺れ動く、意外と悩み多き年頃なんだなと思います」と理解を示している。

そして、琴子に近づく怪しい風来坊・小森安生を橋本淳、真帆を支える優しき消防士の夫・井戸太陽を堀井新太、寡黙で存在感なしの美帆の父・御厨和彦を利重剛が演じ、美帆を節約の世界へと導く謎のアドバイザー・黒船スーコにアン ミカが扮(ふん)することも明らかとなった。

橋本は「原作と脚本を最初に読んだ時、ページがどんどんと進み、あっという間に読み終えてしまいました。各人が抱えている悩みや価値観、それぞれ違いますが、どれも現代を生きている人が持っているもの」と述べ、「私が演じる安生さんの持っている考えに、とても共感します。なかなか世の中的に声を大にして言うことのできないものですが、正直持っているというか。100人いれば100通りの考えがあるもの、その一つの代弁者として役を全うして、同じ考えをもつ視聴者の方に共感してもらえればうれしいなと思います」と思いを伝える。

堀井は「自分にできる面白おかしさを役にプラスアルファし、そこで人としての深みが表現できたらと思います。御厨家はとても温かい家庭。そんな家庭で今のご時世にみんなが気になる、お金にまつわるお話です。このドラマを観たら、家計という観点から消費税とか円安とかに、より興味が湧いてくるんじゃないかと思います。自分の考えた演技を作品に落とし込んでいけるように、努力いたします」と話す。

利重は「僕が演じるのは、極端に無口な父で、微妙に難しく、めちゃくちゃやりがいのある役です。初めてご一緒する方ばかりなので、とても新鮮な気持ちで、ワクワクしています」と期待。

そして、アン ミカは「よく講演会をさせていただいているので、手前みそですが、この役、ハマってるかも?と。実際はお金のこと詳しくはないのですが、スーコになり切って学びながら楽しみたいと思っています! 値上げラッシュの今だからこそ、役に立ち、身が引き締まり、自分も実践できる内容がたくさん詰まっています」とアピールしている。

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