静岡市にプロ野球2軍の新球団誕生か NPBの「2球団拡大構想」明らかに 2023年春にも公募へ

静岡市にプロ野球の2軍球団を新設する構想が前進したと言えるかもしれません。11月24日、2軍リーグに新たに2つの球団を加える構想が明らかになりました。

プロ野球の新球団として参入を目指しているのは、東京都内で金融事業を手がける「ハヤテ インベストメント」で、静岡市清水区の清水庵原球場が本拠地の有力候補です。1軍を持たない2軍のみの球団として、2024年シーズンからの新規参入を目指す意向をNPB日本野球機構に伝えています。

この提案をきっかけにNPBが掲げたのが、プロ野球の2軍が戦う「ファームリーグ」を拡大していく構想です。24日に開かれたNPBオーナー会議後に取材に応じた山口寿一議長(読売巨人軍オーナー)は「2024年シーズンからファームリーグに新たに2つの球団を加えたい」と語りました。

<NPBオーナー会議 山口寿一議長>

「公募という形で進めていって、手を挙げたところを審査して参加を図っていく。2023年の春先には何らかの申請の受付、公募が実現できればいいのではないか」

新たな2軍球団は、いまある球団の本拠地がない地域を前提とし、2023年の春ごろに公募した上で、審査していく考えです。静岡市を本拠地とする2軍新球団の構想もその審査を通れば、実現することになります。

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