京都府城陽市で10月、下校中の小学2年の女児が車で一時連れ去られた事件で、京都府警捜査1課と城陽署は24日夜、未成年者略取と監禁の疑いで、城陽市の会社員の男(28)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。府警は、男が女児を連れ去った目的などを詳しく調べる。
逮捕容疑は、10月5日午後3時15分ごろ、城陽市内の路上で、1人で下校していた小学2年の女児を無理やり乗用車に乗せて連れ去り、約7分間にわたり車内に監禁した疑い。
捜査関係者によると、女児は連れ去られた現場から約400メートル走ったところで車から降ろされた。車内で泣き続けていたため解放されたとみられる。けがはなかったが、泣きながら帰宅したところで家族が通報した。府警は、「知らない男だった」という女児の証言や防犯カメラに写った車の映像などから男を割り出したという。
現場は人通りの少ない住宅街。事件後、城陽市教育委員会は市内の10小学校に集団下校などを指示した。