相鉄・東急直通線、1時間最多16本 海老名─目黒を最速53分 ダイヤ概要を発表 

新横浜駅の南改札の様子=新横浜駅

 2023年3月の開業を予定している新路線「相鉄・東急直通線」を巡り、相模鉄道(横浜市西区)と東急電鉄(東京都)は24日、ダイヤ概要を発表した。上りの平日朝ラッシュ時間帯の1時間当たりの運行本数は相鉄新横浜線(羽沢横浜国大─新横浜)で最多11本、東急新横浜線(新横浜─日吉)で最多16本となる。

 相鉄・東急直通線は羽沢横浜国大、新横浜、新綱島、日吉の4駅を主に地下で結ぶ10キロの区間。直通運転は一部を除き、相鉄本線から東急目黒線方面、相鉄いずみ野線から東急東横線方面の2系統で実施する。

 相鉄新横浜線の平日朝ラッシュ時間帯(午前7~8時台)を走る11本のうち、4本が本線、7本がいずみ野線の直通。日中時間帯以降は、毎時4~8本を運転する。

 東急新横浜線の平日朝ラッシュ時の16本のうち、4本が東横線。目黒線に直通するのは12本で、うち最大5本は新横浜駅始発となる。日中時間帯の運転本数は毎時6本。また、これまで目黒線内で行ってきたワンマン運転を東急新横浜線にも拡大する。

 東急によると、直通線開業によって、海老名─目黒は最速53分となり、現在よりも約29分短縮。湘南台─渋谷は51分となり、約22分短縮される。これまで13分かかっていた日吉─新横浜については、乗り換えなしの6分になる。

 開業日やダイヤの詳細は、今後発表する方針。利便性の低下が懸念される横浜方面へのアクセスについて、相鉄は分岐駅となる相鉄本線の西谷駅と横浜駅間で折り返し運転を実施するなどして対応する。

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