【新型コロナ】神奈川で宿泊療養中死亡の女性 検証委「不適切な点なし」 県公表

神奈川県庁

 新型コロナウイルスに感染して県が運営する宿泊療養施設に入所していた60代の女性が死亡した事案を巡り、神奈川県は24日、「県の対応に不適切な点はなかった」とする第三者検証委員会の報告書を公表した。

 県によると、女性は昨年5月26日に陽性が判明し翌27日にこの施設に入所。6月3日午後8時半ごろに看護師が電話で体調を確認したが、翌4日午前8時ごろに連絡した際は応答がなく、救急搬送先の病院で死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎だった。

 検証委は現場での対応について、安否確認や健康観察のマニュアルが整備されていたほか、自動体外式除細動器(AED)の装着や救急搬送が行われており、「不適切な対応とは認められなかった」とした。

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