那覇市、披露宴に最大20万円補助 市内宿泊5000円割引も再度実施

 知念覚那覇市長は24日の定例会見で、市内在住カップルの結婚披露宴などの費用を補助する「なはウェディング支援事業補助金」の実施を発表した。市内の宿泊施設で最大5千円の割引が受けられる「那覇とまーるクーポン」事業の再度実施も発表した。コロナ禍で需要の落ち込んだ観光やウエディング関連事業者の支援などが目的。
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 ウェディング補助金は、結婚披露宴などに上限20万円、フォトウエディングに上限5万円を補助する。那覇市の場合、金婚式や銀婚式も対象とするのが特徴という。  カップルの一方または両方が那覇市民で、市内のホテルや事業所を使うことなどが条件。対象期間は11月から来年2月末まで。詳細は市のホームページに掲載している。
 事業費は約3700万円で、結婚式など約150件、フォトウエディング約150件の補助を想定する。知念市長は「コロナで失われた大切な時間を取り戻す一助となれば幸いだ」と述べた。
 とまーるクーポンは2020年から数回実施している。今回は4万泊分を用意し、観光体験サービスに使える3千円分のクーポンも付ける。事業費は約3億8千万円。  割引適用は12月14日から来年2月5日のチェックイン分まで。12月12日から専用ウェブサイトで予約に必要なIDの取得を受け付ける。1人1回1泊のみ利用可能。対象は那覇市民だが、12月19日以降、予約上限に達していない場合は対象を県民に拡大する。
 両事業の財源は、主に国の新型コロナ地方創生臨時交付金を活用する。  
(伊佐尚記)
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