11月25日は作家三島由紀夫の忌日【奈良県的今日は何の日?】

11月25日は作家三島由紀夫の忌日【奈良県的今日は何の日?】

1970年11月25日、作家の三島由紀夫が陸上自衛隊駐屯地で自決するという日本を揺るがす衝撃的な事件が起きました。三島45歳のときでした。

三島由紀夫の最後の作品となった「豊穣の海」は輪廻転生がテーマの長編4部作。この作品では、奈良が重要な舞台となっています。

第一部「春の雪」で登場する尼寺「月修寺」は奈良市の「圓照寺」がモデル。
また、第二部の「奔馬(ほんば)」の執筆にあたって、古神道の研究のため、三島は桜井市の大神神社を訪れています。大神神社の摂社である狭井神社の参道には、三島由紀夫が「清明」と揮毫した記念碑が残されています。

三島が奈良の地で何を思い、最後の作品「豊穣の海」を書きあげたのか、非常に興味深いです。

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