東京都、東京駅と臨海部結ぶ「臨海地下鉄」着手へ 有明まで7駅を新設か

東京都が都心と臨海部を結ぶ新たな地下鉄の計画に着手することが分かりました。東京駅から有明まで7駅を新たに設ける見通しです。

東京都の関係者によりますと新たに造られる「臨海地下鉄」は「東京」「銀座」「築地」「勝どき」「晴海」「豊洲市場」「有明」の7駅を設ける計画だということです。これまでの調査によりますと、東京から有明までのおよそ6キロを10分程度で結ぶことができるようになるとみられています。晴海地区などの開発が進む中で高まる交通需要に対応するとともに、既存の駅周辺の混雑を緩和する効果が見込まれています。

小池知事は11月25日にも会見を開き「臨海地下鉄」の計画について発表する方針です。

<"地下鉄新線”メリットは?>

東京都が着手する新たな地下鉄の計画は、東京駅と有明の間を結び、東京・銀座・築地・勝どき・晴海・豊洲市場・有明の各エリアに新たな駅を造る予定です。中央区などで構成される協議会の資料によると新線開通のメリットとして、開発が進む晴海地区の交通需要に対応できることや、新線の北に続く「つくばエクスプレス」や南の「りんかい線」と接続し、開発が検討されている「羽田空港アクセス線」などが造られれば、つくばと羽田空港がつながることになります。さらに新線開通による複数ルート化によって既存路線の混雑緩和や非常時の振り替え輸送などが可能となる──などのメリットが挙げられています。

© TOKYO MX