【ジャパンC/データ攻略】連対率“8割”超でGI馬に下剋上 「国際レースで無類の強さ」

今週は東京競馬場でジャパンカップ(GI、芝2400m)が行われる。一昨年はアーモンドアイが三冠馬同士のドリームマッチを制し、昨年はコントレイルが有終の美を飾った。ドラマティックな側面を覗かせる国際GI。今年はいったいどんなドラマが生まれるのだろうか。

過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてヴェラアズールを取り上げる。

■社台ノーザングループ系クラブ馬と好相性のジャパンC

年明けの時点では2勝クラスにとどまっていたものの、芝を使われるようになってからトントン拍子に出世。連勝で重賞を制し勇躍この舞台に臨むのがヴェラアズールだ。初のGI挑戦で能力比較が難しいところだが、今回この馬を後押しするデータはこちら。

・前走1着の社台ノーザングループ系クラブ馬【3.2.0.1】

主な該当馬はアーモンドアイにジェンティルドンナ、そして昨年の2着馬オーソリティ。国際レースで無類の強さを発揮する社台ノーザングループ系クラブ馬の真骨頂と言える好走データだ。

改めて前走京都大賞典を振り返ると、上位馬の多くが直線でインを通った馬。そのシチュエーションにあって大外から上がり3F33秒2の脚で突き抜けたレースは衝撃的だった。ジェンティルドンナとのコンビでジャパンCを制したR.ムーア騎乗で臨む大舞台。目下の勢いを利してビッグタイトル獲得のシーンは想定しておきたいところだ。

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。

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