オリックスと仮契約 1位指名の曽谷(白鴎大)「新人王目指す」

球団から贈られた能見選手使用のグラブを手に活躍を誓った曽谷(左)。右はオリックスの福良GM=小山市内

 プロ野球ドラフト会議でオリックスから1位指名された白鴎大の曽谷龍平(そたにりゅうへい)投手(21)が24日、栃木県小山市内で球団と仮契約を結んだ。背番号17、契約金1億円+出来高5千万円、年俸1600万円。(金額はいずれも推定)

 曽谷は仮契約後、小山市神鳥谷の小山グランドホテルで球団の福良淳一(ふくらじゅんいち)ゼネラルマネージャー(GM)らと記者会見に臨んだ。「やっとスタートラインに立てた。新人王を目指して来年の開幕から力を出せるようにしたい」と故郷の奈良から駆けつけた父・博一(ひろかず)さんらを前に先発ローテーション入りを目標に掲げた。

 背番号は球団が提示した候補から選択。球団の前身・阪急時代に往年の大投手・山田久志(やまだひさし)さんが背負った数字に「番号に見合う投手になりたい」と気持ちを引き締めた。

 福良GMは大型左腕に「1年目から先発として柱になれる投手」と期待。曽谷が憧れ今季限りで引退した能見篤史(のうみあつし)さんが使用していたグラブを贈った。思わぬプレゼントに曽谷は「うれし過ぎて言葉が出ない」と感激した様子だった。

 曽谷は30日に大阪市内で開かれる新入団発表記者会見に出席、年明けに入寮し新人合同自主トレに参加する予定。

© 株式会社下野新聞社