役目終えた包丁を奉納 伊勢原・大山阿夫利神社で「納め包丁の儀」 漁業関係者から信仰集める大山

商売繁盛などを祈願した「小田原魚市場買受人組合」の組合員ら=伊勢原市大山

 小田原や伊勢原などの水産業関係者が16日、役目を終えた包丁を奉納する「納め包丁の儀」を大山阿夫利神社下社(神奈川県伊勢原市大山)で行った。自然の恵みに感謝するとともに商売繁盛や新型コロナウイルスの収束などを祈願した。

 「小田原魚市場買受人組合」の小田原、伊勢原市、湯河原町の組合員計7人が出席。祭壇には不要となった包丁約50本や相模湾で取れたタイが納められた。

 同神社によると、大山は相模湾上から見えることから羅針盤の役割を果たし、海の守り神や大漁の神として漁業関係者から信仰を集めてきたという。

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