東証、午前終値2万8286円 反落、上昇後に利益確定売り

 25日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落し、下げ幅は一時100円を超えた。前日の欧州株式市場の上昇を好感してプラス圏で始まったが、前日までの3営業日で計500円近く上昇した反動もあり、利益を確定させるための売りが出た。

 午前終値は前日終値比96円15銭安の2万8286円94銭。東証株価指数(TOPIX)は2.57ポイント安の2016.23。

 前日の欧州市場は、欧米の利上げペースが鈍化するとの観測が広がって上昇したが、東京市場は高値圏で推移していたことに加え、最近の円高進行で輸出関連企業の収益悪化に対する懸念が出たことが相場の重荷となった。

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