広島・呉市が発祥といわれる、甘みが強いキャベツ「広甘藍」の出荷が始まっています。
呉市 郷原町の畑で収穫されているのは、キャベツの一種「広甘藍」です。
広甘藍は、呉市の広で明治末期から盛んに生産されていましたが、栽培が難しく、大きさが不ぞろいのため一時、市場から姿を消していました。
しかし、通常のキャベツに比べ糖度が高いことから12年前から生産組合を作り、ブランド化して出荷を再開しました。
少し小ぶりですが、水分を多く含むため、葉はもちろんのこと、芯まで柔らかいのが特徴です。
ことしは秋口に雨量が少なかったため、生育が心配されたということですが、玉のしまりも良く、甘みも十分だということです。
生産者 原田盛久さん
「ふつうのキャベツより少し甘い。特に炒めて、鍋とかにした時に甘みがグッと増すという感じがしますよね」
広甘藍の収穫は、来年1月中旬ごろまで続き、およそ6トンの出荷を見込んでいるということです。