計算ミスで支給少なく…埼玉・和光市、「高額介護サービス費」で18万5千円誤り 対象者に追加支給へ

和光市役所=埼玉県和光市広沢

 埼玉県和光市は22日、訪問介護などの介護サービスの利用で、負担額の一部を支給する「高額介護サービス費」を巡り、算定誤りで過少支給があったと発表した。

 市長寿あんしん課によると、支給額に誤りがあったのは2019年12月~今年7月の70~90代の延べ22人の高額介護サービス費と一定の所得以下の利用者に自己負担金を助成する介護保険利用料助成などで、差額分は計約18万5千円。昨年12月、厚生労働省から高額介護サービス費の調査依頼を受けた市が調べたところ、システムの設定に誤りがあることが判明。発覚時を起点に時効前の2年間の過少支給分を算出した。市は12月初旬に対象者に通知し、中旬までに追加支給したいとしている。

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