栃木県版図柄入りナンバー決定 大小の真っ赤なイチゴあしらう

最優秀賞に選ばれた杉山さんのデザイン(県提供)

 栃木県は25日、来秋の交付を目指す自動車の「県版図柄入りナンバープレート」のデザインを決定したと発表した。「いちご王国」の栃木県を象徴する大小の真っ赤なイチゴと、イチゴの白い花をあしらい、自然の豊かさや人の温かさを緑など3色の背景で表現した。5点の図案から選ぶ県民アンケートで最も支持を集めた。

 月内に国土交通省へ申請し、承認されれば来年10月にも交付が始まる見通し。

 作成者は県内在住で、装飾演出・イベントサービスなどを手がける「五光」(宇都宮市)本店営業部のデザイナー杉山翔太(すぎやましょうた)さん(23)。県は180点の応募の中から5点に絞ってアンケートを行い、杉山さんのデザインは回答者2161人のうち最多の655人(30.3%)に支持された。

 福田富一(ふくだとみかず)知事は25日の定例記者会見で「走る広告塔としてこのナンバーが全国を走り、栃木の魅力がさらに高まることを大いに期待している」と語った。

 アンケートでは、県版図柄入りナンバープレートについて「あった方がいい」「どちらかといえばあった方がいい」と肯定的な意見が9割以上を占め、7割以上が「付けてみたい」「どちらかといえば付けてみたい」と回答した。

県版図柄入りナンバープレートのデザインを発表する福田知事=25日午後、県庁

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