【2022.11.25配信】アジア薬剤師会連合(Federation of Asian Pharmaceutical Associations Congress & National Pharmacists Convention=FAPA)の副会長に、日本薬剤師会副会長の安部好弘氏が就任した。FAPAは11月8日~12日までマレーシアで学術大会を開催しており、会期中に開催された理事会で安部氏の就任が決まったもの。安部氏は「デジタル化が進むアジア各国と情報交換していきたい」との考えを述べた。
11月25日に開かれていた日本薬剤師会の記者会見の場で、安部氏の就任が報告されたもの。
安部氏は会見の場で、FAPAについて、「FAPAの参加国の地域は広く、処方箋発行の状況もかなり差がある。一方でお話をしているとIT化については同じような速さで進んでいることも感じる」と紹介。処方箋に関しても、出すとなったら最初から電子処方箋という国もあるような感触があるという。
こうした状況が違う中で、「日本の環境が恵まれている点もあれば、遅れている点もある。議論しながら日本の体制に関する勉強になるのではないか」と述べた。
今後の活動に関しては、「日本の成功事例や失敗例も伝えられることは、参加国の参考になるのではないかとも思っている。情報交換していきたい」と話した。