コスタリカサッカーの強さの源は古代にあり!? 「BIZEN中南米美術館」でW杯次戦相手の秘密に迫る 岡山

サッカーのFIFAワールドカップ2022。23日、強豪・ドイツを破った日本は、決勝トーナメント進出のカギを握るコスタリカとの試合に臨みます。コスタリカサッカーの強さの秘密に迫るため、BIZEN中南米美術館を訪ねました。

館長の森下さんが案内してくれたのは――。

(BIZEN中南米美術館/森下矢須之 館長)
「古代に行われた球技です。手を使ってはいけなくて、足だけでゴムボールをゴールに入れる・当てる。宗教儀式でもありスポーツでもあった。コスタリカ辺りでも、同じような競技をされていたと考えられています」

ボールコートマーカー(石碑拓本)

古代の球技場に飾られていたとみられる石碑です。当時の王様がボールを蹴っている様子が描かれています。

森下さんによりますと、この「球技」は紀元前1500年ごろ現在のメキシコ南部で生まれ、16世紀ごろまで行われたそうです。

ゴムでできたボールが3~4kgあるため、けがをしないよう腰や足にプロテクターを付けていました。さらに過酷なルールが……。

(BIZEN中南米美術館/森下矢須之 館長)
「宗教儀礼の場合には、負けた方のチームは全員生贄(いけにえ)になってしまったと。どれだけ昔からサッカー(球技)が盛んだったかという話ですから、手ごわいと思いますよ」

最後に、コスタリカの土笛(アルマジロ)で古代の応援を再現してもらいました。

(BIZEN中南米美術館/森下矢須之 館長)
「両チームとも頑張ってくれると思います」

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