【ジャパンC/追い切り診断】想定オッズ“20倍”超の伏兵を高評価 「大仕事の可能性」

■ボッケリーニ

【中間調整】2走前、トップハンデタイの57.5キロを背負いながら目黒記念を勝利し2つ目の重賞タイトルを手にした。秋初戦だった前走・京都大賞典では1番人気に支持されるも、勝ち馬ヴェラアズールに切れ負けする恰好で2着。その後、反動はなかったことからアルゼンチン共和国杯かジャパンCかの二択となり、ハンデや有馬記念までの間隔、そして相手関係なども考慮されジャパンカップへの進出が決まった。中間は短期放牧を挟み、11月3日に栗東へ帰厩。6日に坂路でさっそく2F12秒7-12秒3(馬なり)と軽快な動きを見せている。2週前、1週前とCW併せ馬で遅れをとったが、相手はソウルラッシュやシルヴァーソニックと稽古駆けするオープン馬。時計面は申し分なく、負荷もしっかり掛かっていたのは好感。

【最終追い切り】浜中騎手が騎乗し、CWで併せ馬。序盤はじっくり脚を溜め、直線半ばで目標とした古馬2勝クラスを楽に競り落とし抜け出す。その先に別厩舎の馬がいたが、これも外からアオって抜き去るオマケ付きの豪快な内容だった。

【見解】1週前でややモタモタしたが、稽古駆けする相手だっただけに情状酌量の余地あり。そこで浜中騎手が気合いを注入した効果てきめんで、今週は見違えるような動きを披露している。折り合いは抜群で、ラストの弾けっぷりも申し分なし。気持ちもしっかり入っていた。意外やGIは初挑戦だが、どんな条件でも常に力を出せる安定感は頼もしい。大仕事の可能性十分。

総合評価「A」

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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