話の聞き方と伝え方 新聞通じ学ぶ 本社でビジネス研修最終回

ペアでインタビューする参加者

 企業関係者を対象にした新聞活用ビジネス研修の最終回が25日、岡山市北区柳町の山陽新聞社本社で開かれた。オフィス用品販売、証券会社など異業種8社の13人が参加し、話の聞き方や分かりやすい伝え方を学んだ。

 参加者はペアで互いにインタビューし合い、仕事のやりがいや将来の目標を聞き取って全員に紹介する「他己紹介」に挑戦。山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務め、記者が取材時、真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢を大切にしていることなどを説明し「相づちを打ったり共感する言葉を返したりすることで相手も話しやすくなる」と助言した。伝え方では「相手の言葉なのか自分が感じたことなのか、きちんと分けて構成を考えよう」と呼び掛けた。

 双葉電機(同市南区福成)で営業を担当する女性社員(23)は「記事をきっかけに仕事の提案につなげることができた。今後も新聞を読み仕事に役立てたい」と話した。

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