藤花戦第2局前に健闘誓い合う 倉敷で歓迎会

両対局者を激励する松田山陽新聞社社長(左)

 女性将棋の公式タイトル戦「第30期大山名人杯倉敷藤花戦」の3番勝負第2局を前に25日夜、倉敷市のホテルで催された歓迎会では、里見香奈倉敷藤花と西山朋佳女流二冠が健闘を誓い合った。

 2人は関係者ら約70人に拍手で迎えられて入場。松田正己山陽新聞社社長が「30期という大きな節目を迎えられたのも関係者やファンの支援のたまもの」と述べた上で「素晴らしい戦いで将棋のまち倉敷を一層盛り上げていただければ」と激励した。伊東香織倉敷市長、日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段もエールを送った。

 先勝して防衛に王手をかけた里見倉敷藤花は「自分の力を精いっぱい出し切れるよう集中して頑張りたい」、西山女流二冠は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに行われる公開対局を踏まえ「皆さんの熱を感じながら自分らしい将棋を指したい」とそれぞれに決意を語った。

 第2局は26日午前10時、同市中央の市芸文館藤花荘で開始(非公開)。午後0時45分から同館ホールに会場を移し、開会式の後、公開対局がある。観覧無料。

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